心療内科医の転職時に気にしておきたい臨床心理士の存在


2017年02月16日 09:20


心療内科医と臨床心理士との関係性とは

心療内科医は、当然ながら医師としてその業務を全うします。
精神的に問題を抱えている人や、そこから身体に何かしらの異変や疾患が現れた人に対して治療を行い、心のケアまでをも担当した上で社会復帰や病状からの回復を目指す役割を担っています。

同じように心や精神の部分にアプローチし、その症状を緩和させる役割を担う「臨床心理士」と呼ばれる人たちもいますが、心療内科医との決定的な違いは、医師であるかどうか、ここが最も大きなポイントとなるでしょう。

臨床心理士は医師ではありません。
民間資格こそ存在し、それを取得することでメンタルヘルスに問題を抱えた人たちのケアを行うことが可能となる一方で、しかし、医師のように薬を処方したり、いわゆる医療行為を施すことは許されていないわけです。

【 臨床心理士とは 】

公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格、およびその有資格者のことである。 臨床心理士は臨床心理学を学問的基盤とし、相談依頼者(クライエント)が抱える種々の精神疾患や心身症、精神心理的問題・不適応行動などの援助・改善・予防・研究、あるいは人々の精神的健康の回復・保持・増進・教育への寄与を職務内容とする心理職専門家である。

引用:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/臨床心理士

心療内科医が転職を考えたとき、この臨床心理士との関係性も考慮しながら転職先を選択すべきなのかもしれません。

役割が異なるので対立するなどの問題はおそらく起きないでしょう。
ただ、役割やアプローチが異なるからこそ、お互いの手法などに違和感を感じたり、不満を抱いたりする可能性はゼロではありません。

決して医師の方が上だという認識は持たず、お互いの役割や手法を認識した上で患者と向き合えるかどうか、ここを確認しておくことをおすすめします。

転職の際にはスタッフ構成もチェック

実際に転職先を選択する時には、条件や待遇などとともに、他にどのようなスタッフがいるのかなどの確認も怠らないようにしてください。

上でも触れたように、その医療施設に通う患者などにどう対応するのかは、スタッフによっても少々異なってきます。
また、それぞれの医療施設の方針や設備によっても変わってくるでしょう。

そもそも、臨床心理士を抱えている医療施設であるのかどうか、心療内科医との割合はどうなっているのか、この点も注意深くチェックし把握しておくことが求められます。
できるだけ医療施設に足を運び、自分の目で確かめておくことも重要な作業となります。

その際に、そこで働く医師やスタッフなどとコミュニケーションをとることで、よりその医療施設の特徴や環境を把握することができるでしょう。

どのようなスタッフや環境でもうまくやっていける自信があるならばいいのかもしれません。
しかし、職場を変えたいと考えているということは、現状に不満を抱いていたり、あるいはキャリアアップやスキルアップを望んでいるはず。
であれば、ともに働く人の存在を無視することはできないのではないでしょうか。

転職してから「失敗した」と思わぬよう、あらかじめ確認できる部分に関しては念入りにチェックしておく必要があります。